あやや、ビートルズ、Zep

 またイヤな夢見ちまった。2時間で起きちゃった。すごいリアルな夢で、寝つけそうもないから、起きて作文することにしました。
 夢の事は置いといて、最近嬉しかったこと。Mステーションで、スタジオ入る時と、帰る時と、2回も生あややとすれ違ったこと。胸キュン。バンドマンの楽屋では、松浦亜弥のサウンドチェックの時は、皆TVモニターに釘付けです。バンドマンは、あややが大好きです。口々に誉め讃えております。普段着のあややでっせ。自然体のあややでっせ。ああ~ビデオに取りたい。
 ちとせちゃんが通りかかって「メリーさんまで、何見とれてんのっ!」と注意されました。後でちとせちゃんに「やっぱ、あややは可愛いよ、元ちとせには、かなわないけど」と言っておきました。こういう台詞を照れずに言える自分は、本当におっさんやなあ、と思います。
 松浦亜弥を「子供だよ」という人もいるし「おばさんぽい」と非難する人もいます。が、私はスゲースゲーと思います。桃色のファンタジーからかな。「イェーメッチャホリデイ」のバカバカしさでノックアウトされましたかな。バカバカしさでは、ミニモニの方がスゲーですけれどね。アイドルの悲哀を感じさせながらも、突き抜けたエンターテナーっプリ。スゲースゴイよ。あの明るい気の強さ。しらじらしいまでのブリッコ・完璧やね。負けず嫌いなのだろうなあ。
 ちとせちゃんの負けず嫌いップリもスゴイけど。ってゆーか、芸能界に入れる人は、みなさん負けず嫌いな人々ですよ。私も25年前から時々芸能界を見て来ましたが、そりゃもう全員負けず嫌いですよ。君たちが感じているより、もっともっとすごいですよ。一見マイペースでおとなしい人も、実際は負けん気が強いのよねー。
 さて、私は負けず嫌いならぬ、負け好きであると公言してきたのですが、この歳になるまでやってこれたのは、根底にあるものは「クヤシサ」なのです。ミストーンを出してしまった悔しさってのも有りますが、もっと大きな悔しさ。
 冒頭に、イヤな夢を見ちまったと書きましたが、それはライブにおける屈辱的な状況の夢でした。私の見る夢の8割方はそんな夢なんですよ。目が醒めても悔しくて、とても後味が悪い。客がひとりしか居ない夢とかね。自分だけ客席から見えない舞台袖に楽器がセッティングされていたとか。
 先刻見た夢も、あまりに生々しくて、やっぱりここには書けない。実名を出す訳にもいかない。くそ~!ふざけんじゃねえよ、と思い、目が醒めた。

 悔しさが根底にあるなんて書くとカッコ悪いかな。こう見えてもカッコ悪いのはイケナイと思うのよね。ええっ!どのくちが言うか、と口をツネられるかもしれないけど。「カッコいいことは、なんてカッコ悪いんだろう」と言っちゃうことはカッコ悪いですよ。という屈折した価値観。
 前回「噂は無料の宣伝だから、噂になりてえなあ」と書いたけど、あれは本心だから訂正はしないけど、カッコ悪いかもしんないね。魅力が無いから噂にならねえんだよってことですよね。私がここで松浦亜弥を話題にするのは、話題にする価値があると思ったからなんだよね。かっこいいと思ったからなんだよね。

 悔しさが根底にあるとはいえ、もっと大きな動機は「アコガレ」です。松浦亜弥がかっこいいとはいえ、もっとかっこいいのはBeatlesとZeppelinです。買わせていただきました。でーぶいでえ。ビートルズが15750(税込)Zepが7350(税込)合わせて23100(税込)。安い。宝物だもの。私の5250(税込)に比べたら安い物よ。そういえば「LION MERRYの思い出」発売時期がビートルズとZEPの間だったんだよなあ。タイミングが悪かったかなあ。って敵じゃねえっつーの。恐れ多いっつーの。1964年から6年間、世界の頂点にいたビートルズと、その後の王者の座についたツェッペリンですよ。まだ全部は見て無いから感想は書けないけど、ZepなんてTVには出て無いし、今まで動くZepは、あの変にナルシストなイメージ映像が多い映画しかなかったんだよね。イヤ~ホントお宝満載ですわ。日本公演は2回とも見てるけどね。今回あらためてビートルズ、Zep見て思ったのは、音楽てのは音楽じゃないってこと。見た目ですよ。髪の毛の揺れですよ。ほんとかっこいいなあ。
 そうそう、私「ベアーズブギー」で、ダンエレクトロのギター弾いてますけど、あのジャケ写真のやつですけど、そもそも1969年のジミーペイジが持ってる写真見て、ずっと憧れていたものなんだよね。でも噂では、あれは撮影用に持っただけで、実際は使って無いとも言われていたのだけど、DVD見たら初期のライブで使っていたよねえ。嬉しいなあ。って読者の皆さんにはどうでもEことでしょうけど。
 よい時代だったなあ。昔はよかったなあ。

 なんか他にも書きたいことあったけど、長くなったので次回にします。てゆか自分のホームページ作ろうと決心しました。今後はそちらで雑文を書いていきますんで、ヨロシクネ。

2003.6.22

2000.FAVORITE.感想文

私、趣味で、毎年買ったCDからのお気に入りを、1曲ずつ集めてカセット作ります。で、感想文付けてお友達にプレゼントしているのですが、こんな感想文でも面白いと思ってくれる人もいるかもと思い、掲載させて頂きます。所々偉そうな言い方も出てしまうと思いますが、御容赦ください。
1.SENOR COCONUT [ TOUR DE FRANCE ](2000)
 『ジャーマン・ダンス』セニョールココナッツより
これを買う時、どのコーナーで探せばよいのか途方に暮れた。ドイツのウチコミストとはいえ、ジャーマンのコーナーには無いであろう。内容はラテンですから。でもラテンのコーナーには無いであろう。クラフトワークのカヴァー集ですから。面白いとは聞いていたが、これほど面白いとは。一聴して本年度のFAVORITE入り決定。でも、あがた細野氏の「リンゴ園のロボットさん」にはかなわないかも。
2.PETE JOHNSON [ 66 STOMP ](1947)
 『セントラル・アヴェニュー・ブギ』より
ブギウギとブルーズ見渡して、この人がピアニストとして一番好きなのよ。こんなコンボ編成のスウィング調のがあったとは。帯に「豪快、爽快、重い車が軽やかに疾走していく」とあったけど、ウマイことを云うね。ラグぽいのも実にすんばらすい。
3.CAETANO VELOSO e GILBERTO GIL [ CINEMA NOVO ]
 『TROPICALIA 2』より(1993)
ブラジル好きですと云いながら、これ聴いてなかったんだよ。こりゃあ名盤だわなあ。音楽においてはブラジルは世界一お洒落な国だと断言できるね。これも曲が良くて、歌が良くて、アレンジ良いよねえ。2分45秒あたりで、低音が入ってくるのカッコイイ~。
4.SIMON & GARFUNKEL [THE 59TH STREET BRIDGE SONG]  
『S&Gスターボックス』より(1966)
白状すれば、ここに選んだもの半分以上、てゆーかほとんど中古盤なのよ。S&Gなんて興味なかったけど、なにげに買ったら素晴らしいのね。知ってる曲いっぱいあった。この曲はハーパースビザールので大好きでした。ボクサーなんて、アリスのチャンピオンより、800倍素晴らしいね。
5.BEATLES [ ALL YOU NEED IS LOVE ](1967)
 『イエローサブマリン・ソングトラック』より
巷では、ビートルズ、ワンが馬鹿売れだそうですが、あれ単なるリマスターのベスト盤でしょ。リマスターって私、ほとんど違い解らないのよね。ベスト盤もいいんだけどさあ、正規盤も12枚しか出てないんだから、全部買えよ。で、今さらだけど「ソングトラック」はリミックスよ!初のリミックスよ!地上からアンドロメダみるのと、大気圏外から見るぐらい違いがある。で、良くなった音と、オリジナル聴き比べると、両方良い。キック(バスドラム)が、タンタンだったのが、ズンズンになったけど、両方良い。で、驚いたのは、古いもの程差が大きい筈なのだが「Think For Yourself」なんて、オリジナルのMONOミックスの方が音が良いみたい。一番差が大きかったのが「ALL YOU NEED IS LOVE」。ジョンの歌が不気味なほど生々しい。と思ったら、オリジナルがダブルで、今回のはシングルヴォーカルなんだってね。にしても歌でけえ。
6.PETER & GORDON [愛なき世界](1964)
 『リバプール・サウンド』より
歌でかい~てゆーか左右に分かれてる~。曲はポールマッカートニー。ビーチパラソルの下で聴くと気持ち良い。他には、マンフレッドマン、ホリーズ、アニマルズなど。当時の日本人は、イギリス、イコール、リバプールと思っていたのでしょうか。ちょと恥ずかしい話し。
7.STEREOLAB [ FUSES ](1999)
 『ミルキーナイト』より
この一派(?)は、トータスの「TNT」だけでいいやと思って、ガスターデルソルも、ジムオルークも買ったけど売っちゃった。新しいのもたまには聴いてるのよ。ステレオラブの「エンペラ...」もmihoちゃんのアレンジする時の参考(パクリ?)に買ったけど売っちゃった。でも今回この曲かっこEです。しかしねえ、トータルタイム長すぎ。ボーナス付で90分以上!半分でも多いぐらいよ。逆効果。 真面目にやると、こんな音になるんだなあ.....と......これで良いのか良くないのか、解らなくなってきた。
8.RICHARD THOMPSON [ MGB-GT ](1994)
 『ミラーブルー』より
ステレオラブより、かっこEかも。って比較すんなよ。ミッチェルフルーム、プロデュース。いぶし銀よのう。ここらへんが一番メトロファン向きではないでしょか。ヴァンモリソンより百倍好き。ってだから比較すんなよって。彼の幻の1枚目、仮面ライダーみたいな面のやつ、友達にプレゼントしちゃったんだよなあ。あの価値が分ってくれたかなあ。すごい後悔。あっちの方がこれより良かったんじゃないかなあ。
9.WILSON PICKET [ I FOUND A LOVE ](1962)
 『LARGER THAN LIFE』より
これがソウルだぜ。これがスローバラードだぜ。聴いてるこっちも奥歯に力が入るぜ。駅前で売ってる変なベスト盤にも、お買得はあるぜ。この曲好きなんですう。私が知ってるのはエタジェイムス。泣いたなあ。そのイメージは、悟りを開いた修行僧が嬉しさのあまり山に駆け登って叫んでる感じ?漱石のこころな感じ?って全然関係ないです。 巷のディーバ系とかいわれてる娘さんたちも、エタジタイムスでも聴いておしっこちびって欲しいね。
10.FRANK MOTLEY [ FAT MAN'S SCAT ](1951)  
『吾妻光良の“これだ!だいぶジャイブ!”』より
いくぜブルーズ5連発。女こどもは、さようなら。と云いながらジャイブは私もよく知らない。でもこれ笑うしかないでしょう。歌詞がデタラメスキャット。ニッチモサッチモ。ツバが飛んでくるよ。
11.THE PAUL BUTTERFIELD BLUES BAND [ BORN IN CHICAGO ]
 『ザ・ポールバタフィールド・ブルースバンド』より(1965)
次は白人なのよねー。黒人と比べてはカワイソウなんですが、やはり声が細い。雰囲気かたい。でも非黒人ブルースでは文句なし一等賞。ソックリ賞。象印賞。やっぱアメリカは本場だよなあ。
12.LITTLE WALTER [ I DON'T PLAY ](1960)
 『ベスト・オブ・リトルウォルター・Vol.2』より
ウワ~これが本物だよ~ぅ。違うんだよなあ。やさぐれてるよなあ。37歳で、喧嘩で殴られて死んじゃうんだよなあ。ジャコパス状態だよなあ。ここらへんのスタイルが、ストーンズに受け継がれていくんだす。
13.JUNIOR WELLS [ LITTLE BY LITTLE ](1957)
 『ブルース・マスターズ』より
リトルウォルターの後釜に、マディバンドに入ったジュニアウェルズ、22才の歌。太い声だよなあ。これ、ブルーズには珍しく、ハモリコーラス付き。R&Bの影響か。このCD戦後の選曲にしては良い方なのかもしれないが、白人はいらなかったんじゃなかろうか。とか美食家みたいなこと云ってる私ってイケスカナイわよね。
14.LEROY Z CARR [ MEAN MISTREATER MAMA ]
 『GOOD MORNING BLUES』より(1930前後)
これも駅前で売ってる怪しいベスト盤。しかし申し分のない充実した中身の濃さ。なんなんだこれはー!タンパレッド、ブッカホワイトその他18曲、RCA古典に匹敵する、戦前ブルーズの宝の山。但し解説やクレジット何もなし。レッドベリーが、リードベリーになってるのも御愛嬌。では、すまされめえ。
15.DAN HICKS & HOT LICKS [ WALKIN' ONE & ONLY ]
 『Return To Hicksville』より(1972)
で、お口直しにこれ。昨年出た新譜買うつもりだったんだけど、旧譜から聴こうとおもって。この曲知ってるじゃん。大好きな丸山るだーの一枚目じゃん。そっかーダンヒックスの曲だったんだー。鼓膜に気色よいなあ。鼓膜が喜んでるぜい。粋でいなせで洒落のめしているね。こーゆーの何てゆーのだろ。そっかーこれが元祖澁谷系か。
16.THE BAND [ W.S.WALCOTT MEDICINE SHOW ]
 『ステージ・フライト』より(1970)
これについては別項の「THE B IANDのことなど」をお読みください。
17.タラフ・ドゥ・ハイドゥークス [ RUSTEM ](1999)
 『タラフ・ドゥ・ハイドゥークス』より
ルーマニア。ジプシー(ロマ)ミュージック。村の冠婚葬祭バンド。14歳から80歳まで。商業音楽には無い最良の幸福。民族の音楽ってアフリカ以外は、たまに超カッタリー場合があるんだけど、これは楽しいっ。圧倒される。このリズム、3拍子とも8分の6拍子ともとれる。このスピード感。このヴァイオリン。何風とも言い様がないけど。ツィンバロムとか隣国ハンガリーにあったよね。
18.細野晴大臣 [ DRAG THE BEAT ](1999)
 『HOSONO BOX 1969-2000』より
すばらしい曲たくさんあるけど、あえて素っ気ない曲選びました。最後にホッとしたいし、細野BOXにも最後に入ってたし。こんな豪華なもの作ってもらえるなんて、ミュージシャン冥利につきるだろうな。ブックレットだけでもすげーボリウム。写真もコメントも資料も、お宝だね。鈴木惣一郎さんの文章もグッと来る。本当にお疲れ様。
19.WORLD STANDARD [ THE DRUG CITY ](1999)
 『マウンテン・バラッド』より
てな訳で、労をねぎらって鈴木惣一郎さん。ロマンチストね。押し付けがましさも、これ見よがしも皆無。でも、やさしさでもなくて....ウーム。まあそんな形容はどうでもいいや。カセット録ピアノ、やられたなあ。でも私も昔使ったし。これからも使うよ。私も負けないぞ。やるぞ。 このCD、窓開きジャケット超可愛い。超浦山しい。これで単価百円以上取られるだろうなあ。

2001.1.22

『THE BAND のことなど』

ピンクハウスと聞いて連想するものは、私の場合、ザバンドの一枚目、ミュージック・フロム・ビッグピンクなのです。あの裏ジャケのピンクの家。
村上龍の『69』は読んだことありますか。いえ別に読まなくてもいいんですけど。1969てのは、わたしがラジオ(洋楽)に夢中だった年でした。オクテだったのよね。ちなみに、どんなレコードが出た年だったのか。
ビートルズ 『アビーロード』
ストーンズ 『レットイットブリード』
ツェッペリン『1』そして『2』
クロスビー、スティルス&ナッシュ
キンクス『アーサーもしくは大英帝国の.....』
そして、ザバンド『2』
マニアックなところでは、ニルソン『ハリー』
フランクザッパ『ホットラッツ』
ちょっと凄いとおもいませんこと?
私は、幸せな時代を体験したんだなと、つくづく思う。
ウッドストックも。イージーライダーも。
それが70年代になると、ビートルズ解散。そして、ジミヘンとジャニスの死で、なんだか一区切ついちゃった感じになるのです。

で今回は、ザバンドのことなどを書きたいと思うのです。最初はあまり夢中になれなかった。てゆーかアイドル性が皆無ですから。上にあげた69年のグループのなかでも 、見た目も音も、派手ではないでしょ。最初に買ったビッグピンクのジャケ絵、ボブディランのへたくそな絵、好きじゃないし。1曲目の「怒りの涙」も....。「アイシャルビー・リリースト」もディランの弾き語りの方が良いと今でも思ってるし。それに何枚レコードが出ても、誰がどの曲を歌ってるのか、書いてないから解らない。写真も名前が書いてないから、誰がどの人だか解らない。全員ヒゲだしね。勿論今は解りますよ。当時、加藤茶似だったロビーロバートソンは、現在少しみのもんた入ってます。ちなみに彼のソロアルバム聴いて以来、嫌いになりました。当時私の中でアメリカの良心といえば、レオンラッセルと、ライクーダーと、ルーリード。だったのですが、自分でバンドをやり始めて(紛らわしいですな、ザバンドなんて名だから)めきめきザバンド好きになり、今では....てゆーか今でもアメリカ最高のロックバンドであると確信する。6枚目の『ムーンドッグマチネー』まで、どれも素晴らしい。
私はCDを買ったまま聴かないことが多いので、時々無理矢理1曲選んでMDとかに編集しているのです。1曲選ぶという行為が、どうしても真剣に聴かざるを得なくなるわけですから。で、今回『ステージフライ cg』のリマスター買って、25年ぶりぐらいで聴いて、1曲選ぶのにとても困った。良すぎる。曲が変わるごとにジーンとしたり、かっこ良すぎてはっはっはと笑ってしまったり、頭がクラクラしたり。これってブルーズを聴くときと同じ反応だ。女には解るめえ。今この文章を書くにあたり、改めてビデオアーツから出てる『メイキング・オブ・ザバンド』見たのだが、凄いですよ。興味深いエピソード満載で。ここに書きたいのだが、そういったことはレココレにも何度も特集されているし、私が書かなくてもよいでしょう。
で、先程「アメリカ最高のロックバンド」と書いたのですが、御存じのとうり、レヴォンヘルム以外の4人はカナダ人なのです。
人が何かをする動機とは、憧れと、裏をかえせばコンプレクス(劣等感と訳すとニュアンス違うんですけど)であるというのが、私の持論なのですが、やはりザバンドもカナダ人であったればこそ、あれ程アメリカにこだわるのだなと思えます。どんなジャンルでも、料理でもスポーツでも、金もうけでも、女をナンパするでも、つまり女をナンパするのは、女が好きで女にコンプレクスが有るのです。それで良いんですよ。そうでなくちゃいけないよ。「俺には生まれつき才能があるんだ。自然にうまくいくんだ。」そんな馬鹿な!そんなのは単なる独りよがりの世間知らずの勘違い迷惑男。(迷惑女。)
オリジナリティてのはコピーから生まれるとザッパ大先生も云ってたそうじゃないですか。
私の中で、ザバンドと、ビートルズと「たま」は似ているのです。イメージだけでなく、三者とも理想のグループ像としての共通項があるのです。それは皆リードボーカルがとれるということ。曲によってはボーカルが次々と交代していったりして....それが最高のバンド形態だと思うよ。
勿論、歌ってのは本来個人的なものだと思う。だからソロシンガーとしてやりゃあいいんだよ。なんでバンドなの。バンドにすれば演奏者に金払わなくてすむから?違うでしょう。
ザバンドが本当に凄いのは、曲が出来て、誰の声に合ってるか一人ずつ歌ってみよう、なんてことが出来ちゃう点だね。なんたる信頼関係とそれが可能な実力!おまけにザバンドは皆マルチプレイヤーで、「ラグママラグ」なんて普段リードボーカルの多いリチャードがドラム、ドラムがマンドリン、ベースがヴァイオリンに持ち替えて録音したものだしね。凄すぎるぜあんたら。それがまたムチャクチャファンキーでカッコ良いから困るんだよね。
そんなザバンドですが、平和に楽しく続いている訳ではなくて、リーダーと他のメンバーが仲が悪くなったらしくて解散。リチャードは首吊って死んじゃった。大好きだったリックダンコは、日本にヘロイン持ってきたりして、拘置されたりしてたけど、99年暮れに亡くなりました。
そして、ザバンドが76年に「ラストワルツ」で一応解散するのと奇しくも同じ頃、私も自分がロックを愛していることを疑わしく思い、やがて否定していくことになります。
ハッキリ言います。私が好きな音楽は76年以前の音楽です。

2001.1.22

『雑文その8』

ぷしゅ~    ・・・。どうにも部屋にいるのがつらくて、外に出て....。ニヒル牛は混雑していて中に入らず...。ズブロッカ買って。八百屋で240円のリンゴを1個買って....リンゴ、ゴリラ、ラッキーストライク....。部屋に戻るのが嫌で、ウロウロして、珈琲の『どんぐり舎』に入って、ほろ苦を注文して。なんと、レニートリスターノが流れています。
ふえ~・・・。しみるなあ。と感じている俺って渋いなあ。と書いてる俺ってダサイなあ....。レニートリスターノに対する世間の評価ってどうなんだろう。ジャズのことは何も知らないんで。正当に評価されているんですか?・・・て、どうせもう死んじゃってるんだし、別に正当でも不当でも、どうでもEんですけど。すいません。心にも無いことを、ダラダラと書いております。
斜め前方に、カッコイイ爺さんが珈琲を飲んでます。白い顎髭に、斜に冠ったベージュのベレーボー。芸術家ですね。....芸術家ってカッコイイのだろうか。
みなさん、今、この時間、何してますか。何しているのだらふ。何かしていますよね。私も何かしなくちゃなあ。先刻までは何かしていたんすけどね。のろのろと。のそのそと。しかし、レニートリスターノ。まいったなあ。すごい....。一体全体。何故こんな。
はっ!?爺さんが消えた!?って、帰ったのですね。私が気が付かなかっただけなのですね。私は気が付かないことが沢山あるみたいですね。私もそろそろ帰ることにします。スミマセンネ。こんな戯れ言並べて。読ませちゃって。
帰ります。外は暗くなった。1日早ええなあ。て、終わったわけじゃないんですけど。近所のリハスタ、深夜の1時間予約してあるし。
帰ります。小銭を置いて。

2001.6.16

『「ウルトラレア」のこと』

あけおめ、ことよろ。 
緊急報告。私のCD「ウルトラレア」ネット上で法外な値段になってるという噂を、小 耳に挟んでみました。年内には格安で入手できるようにしますから、待ってくれ。「 ウルトラレア」てのは、97年2月、お友達にプレゼントする感覚で、デモテープみた いな物をCD(ライトワンス)にまとめた物です。タコシェのメトロフェアに出品して、 15人の方にお求め頂いた物です。商品というつもりもなくて、非売品と書いてある筈 です。でも、例えば制作費5万ならば、5千円ぐらい負担してもらうことになっちゃ うんです。あの頃CD-Rのライトワンスも普及してなくて、業者も少なくて、高かった。

試しに15枚作って、要望があれば追加しようと思ってた。ら、その後、欲しいという 声も聞かなかったので、ああ私のデモテープなぞ聴きたい人は、世の中に15人なんだ な、丁度間に合ったんだなと思っていた。欲しいなら直接私に声かけてくださいよう。 無料でダビングコピーしてあげる訳にはいきませんけど、お金のためなら何でもしま すよ。トイレの掃除でも、運転代行でも。出来ないときは出来ないと言えるようにな りましたので。とりあえず云うだけ云ってみ。

でも少し考えてしまった。稀少価値だから欲しいということなのかしら。しかし、ニ ヒル牛に出す作品は、手作り一点物なのに売れないよなあ。もしかしたら、売ってる こと事体が面白くないんですか?そうかもしれない。スニーカーやGパンも、売って ないから人気が出たりするもんね。全く気が知れないけどね。ビートルズのコレクタ ーで、何百枚も集めてる人に「アンソロジーは、どうでしたか」と聞いたら、どこで も売ってるから買ってないんだってさ。やれやれ・・・。私の「ウルトラレア」も値 段をつり上げたり、悲しんだり、怒ったり、笑ったりすることが楽しいのかもしんな いね。私が安く配布しますと云っちゃうと、楽しいゲームに水を注すことになるのか もしんないね。探してることがない、欲しい物も別にないということは、まことにサ ビシイことだものね。そうそう、ドンキホーテも、買いたい人が数十人いるようなの で、少し作って格安にしたけど、さっぱり注文来ないもんねえ。

気が知れないと書いたけど、少しは理解できるです。芥川の芋粥だよね。しかし私は 欲しい物がないんです。不況とか物が売れないってえのは、そういう構造だよね。買 い替えたい物はあるんだけどね。自動車もステレオも、サンプラーも、シーケンサー もすっかり古くなって、何時オシャカになっても不思議じゃない程なんですけど、買 うことにワクワクしないです。つまり、愛してない、欲してないということでせうか。 さびしいね。

昨年はキーボードアンプが死んだので、買い替えました。11/22より、ニューになり ました。20年間以上は使っていた。81年のヴァージンVSの写真に写っている。何度も 何度も部品交換した。私の素晴らしい演奏も、クダラナイ演奏も、全部知ってる30セ ンチのスピーカー。実はちょっと、捨てるのツライっす。誰か要らない?いらんよなあ・・・。

2002.1.6

『2001感想文』

ヘイ!どうすか、最近。苦ジョー有りますか。送金したのにCD届かないぞ、とか歌詞カード希望したのに届かないぞとか。らいおんず倶楽部で受け付けますので、連絡してみ。ただし買った物の返品、金返せは受け付けません。CDの音が出ないとか、針飛びがするとか、ウンコくさいとかなら返品も受け付けるけどね。 
それでは、恒例の昨年度、私の選んだCDの感想文。

1.レイ ハラカミ [wrest](レッドカーブ)2001
6曲目まで日本人だ。しかも森高以外は昨年度発売の、いわゆる新譜。当然ライオンメルイの「BLUES」も入れたいのだが、それは読者に入れてもらおう。 ハラカミレイさんは京都在住。こういうのはテクノといわず、エレクトロニカというそうです。レイハラカミが昨年度のベストワンという訳ではなく、順不同です。新し系のを3曲続けて、全体の流れをスムーズにしたのです。これは全編シンセのみ、歌無し。ですが好きです。エイフェクスツインや、トータスより好きかも。ぼくにとっての癒し系ミュージサンになりました。イージーリスニングでありながら、とても知的だと思う。音楽的に高度だとも思う。なにより音が怒ってないとこがいい。威嚇や攻撃する音が無い。

2.CORNELIUS [smoke](POINT)2001 
CDショップでレジに持って行く時、やけに軽いなと思った。重さ計ったら、通常のプラケースCDの散文の位置(クソっ、なんてオヤジギャグな変換だ。)40グラム以下。紙箱は無愛想なほどシンプルで、紙箱内側に印刷されている絵は見ることが出来ない。紙箱を壊さなければ見えない。そんなCDです。てゆーか、そんな人なんだろな。水の音や虫の音、この人私と同じ効果音使ってるのかな、と思ったら9曲目の頭でビックリ。私の『独白』(船出)の出だしと同じ犬やんけ~。まさか彼は私の聴いたこと無いと思うけど。聴かせたいなあ。同じ犬の遠吠え。

3.Buffalo Doughter [Volcanic Girl](I)2001
デザイン、カッコイイ。やはり、なんぴとたりともジャケの表か裏に顔を出さなくちゃダメよ。顔がどこにもないデザインは、自信に無さ、責任の無さに通じるよ。 デザインも音も、オシャレでナウイ。良いけど、私は十回以上は聴かないだろうなあ。気に入らないのは日本人なのに英語だってこと。でも彼女たちの日常は、もう英語で生活し、英語で思考しているのかもしれないね。歌詞対訳(?)英訳ではなく和訳が今野雄二。和訳って頼む?

4.森高千里 [Hey!犬](今年の夏はモア・ベター)1998
森高のというより、森高と細野のコラボレイトなのね。細野サウンド満開だー。嬉しい。にしても、音がこもって遠くに感じる。音質悪いのでは。 5.たま [電車かもしれない](汽車には誰も乗っていない)2001 本当は1曲目の「汽車には誰も乗っていない」にしたかったけど、それは買って聴いてね。私のアレンジ、実は私の入れた音は三つだけ。ボンゴボボボ鳴ってるVintageKeysと、メロトロン風の音と、ドラムのループだけ。音色選ぶのに、すごく時間かけたけどね。あとSEてんこもりで、それも時間かけた。笑い声はScreamin' Jay Hawkinsです。彼が存命中、永瀬くんのコニーアイランド録音時に、DAT回しっぱなしで録音したもの。 Jay Hawkinsさんの声は「BOY'S BOUNCE」にもe-u-nの「極北」にも使いまくり。今後も使わせてもらいます。 知久くんの曲は、説明も何もない。やはり素晴らしい。

6.栗Q [ヘンデルのホーンパイプ]

7.栗Q [組曲キージェ中尉よりキージェの結婚] (Kuricorder Quartet)2000
栗Qのやることも、すべて正しい。裏山しい。あの本が裏山しくて、私もあんな見た目のよい本を作りたいんだよう。思い上がりか。無理かなあ。売れないよねえ。 CDには移民の歌にビックリ。あとクリムペライにビックリ。この曲、ひうがなつの「海の町、山の町」ではないですか。私のアレンジと聴き比べると面白いかも。

8.LOUIS CORCHIA [旅芸人の馬車]

9.JO PRIVAT [私のキャラバン](パリ・ミュゼットVOL.2)1993
なぜ今頃?単に昨年買ったからというだけのことです。今頃も昔頃も、それが何だ。なぜ新しいことで価値があると言えるのか。まるで宝石箱のような、まるで美しい貝の標本を眺めているような。て、丁度10年前にVol.1を選んだ時も同じこと書いたよね。美しいので二曲続けてどうぞ。

10.IKE TURNER [The Groove]

11.IKE TURNER [Double Mint](IKE'S INSTRUMENTALS)1962
アイク&ティナの片割れで、ブルースギターもピアノもやるらしい、というぐらいの認識しかなかったのだが、なんだコリャア!カッコ良すぎる。ジェフベックも真っ青のアーミング。クラークスデイル生まれで、サニーボーイとバンドを組んだり、ウルフやエルモアのバックでピアノを弾いていたそうです。それなのに50年代にR&B、メジャー志向。しかもブルースに未練たっぷり。タマンネッス。エグサ満点。この前のめりな感じ。横川氏とイメージが重なるなあ。似てるとこ有ると思う。

12.JUNIOR WELLS [Cha Cha Cha In Blue](雑誌blues&soul records.2000.12) リトルウォルター特集の付録CDなのに、ジュニアウェルズ。あ、二年連続選出。

13.ROBERT NIGHTHAWK [Kansas City](MASTER OF MODERN BLUES)1964 「観察して」の原曲。私が参考にしたのは、もっと古い50年代初期のもの。選出基準が昨年買ったもの(買い直しは含まない)なので。

14.HOUSTON STACKHOUSE [Kansas City Blues](MASTER OF MODERN BLUES)67
そのナイトホークにギターを教えた(?)という従兄弟のスタックハウス。こちらの歌の感じは1927オリジナル(?)のジムジャクスンの面影あり。ドタバタドラム(ペックカーティス)カッコイ~。石川くんを思い出す。

15.プロフェッサーロングヘア [Big Chief Part-2](21BLUES GIANTS.18)1964
ここ数年「BLUES」のために自分自身ブルース漬けになっていて、といっても浅漬け、一夜漬けのようなものですが。もう解放されたい、当分しばらくブルース聴かないと思っていたのに、どうしても欲しくなってしまう。この人は「BOYD'S BOUNCE」の作者ですよ。この曲はドクタージョンのガンボに入ってるオリジナルですよ。こっちの方がすごいっぺ。でパーソネル見ると、ゲッ!マックレベナック(ドクタージョンの本名)参加。しかもギターで。ウーム、なんて奴だ。このボーカルは長髪教授ではなくアールキング。

16.THE BAND [Endless Highway](ムーンドッグ・マチネー)1972
ムーンドッグマチネーはザバンドの中でも特に好きだったので、LPもCDも持ってる。なぜ選考基準内かというと、ボーナストラックよねえ。最近のボーナストラックブーム(?)は信じられないね。リトルフィートも買ったけど、4枚組のうちCDまるごと1枚ボーナストラック。でも、デモはデモということで、正規録音とは比べようもなかったです。ザバンドはリックダンコ好きだったんで、この曲嬉しいなあ。 このアルバムでのリチャードマニュエルも胸がギュッとなります。レボンヘルムの「I'M READY」も私の「I'M READY」よりカッコEです。(恐れ多い。)私のはファッツドミノをお手本にしてますのよ。

17.KINKS [Victoria](BBCセッションズ1964~77)1974
ボーナストラック目当てに、ローラ対パワーマンも買ったんでけど、盤が紛失?泣きそう。キチンとした性格なのに、信じらんない。 ここに入れたのは1974年BBCライブ。驚喜。これが昨年度第一位、金賞差し上げる。メロメロ。死ぬ程好きなマスウェルヒルから3曲もはいってるし。 移動中の新幹線で、この解説書、目の高さで読んでたら、通路を歩いてきた40~50歳のヒゲの外人が通り過ぎる時、KINKSが見えたらしくて「ザッタ!」とニヤリ笑って親指を立てて行きました。おっさんも好きなのか。ザッタって何?雑多?That's Tough!か?

18.J.J.CALE [コカイン](スペシャル・エディション)1976
J.J.ケイル1枚目が好きで、CDで買い直したいと思ってたら、中古のベスト盤買ってしまった悅。やっぱ1か2を買うべきだった。でもこの曲は良いな。クラプトンがカバーしてるやつより、やっぱ本人の方が良いね。しかし、ベース、ミストーンをなぜ直さない。まあいいか。このユルユル加減が。

19.SLY&THE FAMILY STONE [small talk](スモール・トーク)1974
SLYはフレッシュが最強で、あとは暴動とBEST盤があれば良いです。これはフレッシュの次に出たやつで、ちょと気が抜けてる。でも腐ってもスライ。20年ぶりに聴いたけど、全っ然古くないよね。

20.カエターノ・ヴェローゾ [僕のリオ](ノイチス・ド・ノルチ)2001
またですか。94年度から数えて4度目でっせ。「たま」は5度目ですけど。ブラジルはカエターノ以外知らんのかと云われそう。ポツポツ聴いてはいるけど、若者はイマイチだねえ。このCD、1曲目はドラム入り。やめてくれえ、ダセエ、ガッカリ。ところが曲を追うごとに、しりあがりに寿になってくる。8曲目、10曲目で、やっぱスゲエと納得。 長々と読ませてしまいました。生意気にね。偉っそうに。でも楽しいな。好きなことについて無責任に書くのって。御意見御感想あったらおてまみくれてもいいですよ。 
皆様のベストテンにどうか「BLUES」が入りますように。

2002.1.24

「近況報告」

素っ気なく近況報告します。先月(6月)から、元ちとせちゃんの後ろでアコーディオン弾いてます。すべてイベントへの参加なので、彼女自身のフルライブってのは、まだ無いんですよ。一昨日はFUJI-ROCKって、私にはなんと似合わない、華やかな場所でした。四人囃子は見れなかったけど、岡井先輩と話すことはできた。今後の予定。
8/3千葉オーガスタ・キャンプ。8/11代々木競技場J-wave-LIVE(4曲だけ?)。8/13徳島、大塚製薬トクシマワジキ工場(無料?)。8/17石狩湾新港RISINGSUN-inEZO。8/21仙台Zepp。8/24広島県安芸郡サウンドマリーナin-SAKA。8/25福岡マリンメッセ。9/22日比谷野音。ついでに、8/9NHKで元ちとせの番組が有るそうです。ちとせうしろに間違って映ることがあるかもしれない。
その他では、久しぶりにレコーディング。るりちゃんて女の子の2曲アレンジ参加しました。
あと、関東ではテレビ東京で朝9時半から、アニメ「ぴたテン」てので、アコーディオンが聴こえたとすれば、たぶん私ですけど、ま、見る人もいないとは思いますが。
8/2は、あがた氏とアマチュア・フォークシンガー達のサポートで、玄ちゃんとバックを付けます。どうなることやら。千葉の富津市民会館。収録なので、放映は見るべきです。テレビ東京、日曜9時の「ハマラジャ」。あがた氏の天然な野性を思い知るべきです。
さてさて、一番私自身わくわくするのは「本」なのです。書き下ろしは殆ど無いのですが、毎日シコシコやってます。孤独です。楽しいです。くよくよです。9/4WESTにはお見せできる筈。
あ~んど、今年も秋にメリーズ。あの、アレを今一度!。調整中ですが、関西の人は冷たいので、関西ではもうやんない。でもメトロは来るだろうな!関西在住で8/8に来ない奴はもう完全に失格。

02.7.30

食玩『人形の国のアリス.2』

  フルヤの『人形の国のアリス・2』出ました。でもこれ、海洋堂の製作じゃないみたいで、イマイチ引かれないんだよなあ。なので買いません。(1)の方はコンプリートしました。買うたびにダブりが増えてくので、インターネットの食玩トレードのサイトに書き込みして、つまり「当方希望、遅刻うさぎ、当方提供、グリフォン。1対1で」とか書いて、返事を待つわけです。で、コンプリートしました。
知らない人には何のことやら。でも皆さん知ってるよね。コンビニ行かない人は居ないもんね。
あと私がハマったのは、ワールドタンク・ミュージアム(戦車)。そしてグリコのタイムスリップ(鉄人28号よりも家電とかの方が嬉しい)が少し。いずれも、すべて製作は海洋堂。オソルベシ。
暇なことやってんじゃねーよ、と笑われそうですが、暇なんです。

 メリーズの皆さんは多忙なので、なっかなかリハが出来ないんすけど、私はマヒナスターズです。譜書きをして、さらにそれをデモテープに自宅録音したのもあったりして。昨年のメリーズの頃は私も超多忙で、自分の個人練習が出来なくて、ひょっとしたら見えない影の組織の力が、暗躍しているのかもしれないと思いました。今年は暇だよ~う。
主婦やってます。男のバーイ、主婦とは言わず、ヒモと言うんですけどね。ギョーカイ用語では、モーヒと言います。
暇なこと書いてんじゃねーよ、と怒られそうなので、結論を先に書きます。

 10・30名古屋TOKUZO、11・1渋谷エッグサイト、昨年見た人はキットまた来てくれると思うけど、見なかった人(アナタ!)これ見といた方がよいよ。来ないと後悔するよ。てゆーか、来いよ。濃いよ。恋いよ。乞いよ。故意よ。鯉よ。鯛よ。鮪よ。鮨よ。楽しいから。しんみりさせないから。泣かせないから。馬鹿だから。渋くないから。下着ショーだから。年齢的にもどうかと思うから。子供の使いぢゃねえんだから。チェロもあるから。アフロファンクもやるから。サインでもコサインでもしてやっから。おんぶにダッコでもいいから。アイロン付けっぱなしでもいいから。子供連れでも猫連れでもいいから。股ずれでもいいから。でもキット残業だから。カバンが無いから。意味が解んなくてもいいから。お金が無くてもいいから。嘘っ!金の無い奴は来るな。あ、でも友達なら金が無くてもいいです。
本当に来てくださいよう。こんな馬鹿なのは見納めですよ。来年からは心を入れ替えて、年相応な渋い音楽をやるように心掛けますから。マスカラ。

 んで食玩なんすけど、これ中国人がひとつひとつ彩色してるんだってね。こんな手の込んだ物を250円とかで売ってEんですか。安い。と思いながら、欲しいオモチャが出るまで何度も買ってしまうので、結構注ぎ込みました。ちなみに玄ちゃんは、サンダーバード12個だか箱買い(ギョーカイ用語では、おとな買い)したそうです。何故夢中になれるのか。
この何でも買える世の中で、金さえ払えば何でもアリの世の中で、思い通りにならないってことが楽しい(=悔しい?)のかもしんない。
実は、先週オタク向きのオモチャ屋で、食玩がビニール袋に入って、全種類売ってるのを発見してしまったの。売ってんのかよ!トホホ。何だかシラケちゃったよ。オマケの美学をどーしてくれんのよ。

 関係ないけど、関係あるけど、パンデイロという打楽器、山崎くんが使ってるのを見て、ムショ~に欲しくなって探しました。そもそも12年前にタブラ買ったとき、実はパンデイロにしようか迷ったんだよね。楽器屋には扱ってなくて、インターネットで探しました。パソコンもネットも憎んでるけど、役に立つこともあるわよね。で、ネット通販。2万円。高い?ゼータク?ゼータクは楽しいよ~ん。生きてるうちに贅沢しましょうよ。ど~する~アイフル~。毎日ブラジルCD聴きながら、パカチカトカチカパカチカトカチカ練習してます。

 メリーズ、ほんとにおいでなさいよ。これをゼータクと言わずに何がゼータクだろう。

2002.10.11

さいれんとないと

  私は何故ここにいるのでしょう。私は何がしたかったのでしょう。
今、温泉宿の部屋でこれを書いてます。

  「クリスマスイヴにひとりで温泉なんて、いいなあ、渋いなあ」といわれてしまいま す。能登半島、和倉温泉。イヴに男ひとり。日本海を見る。 本当にひとり?とか言われてしまいますが、本当にひとりです。

  楽器とCD購入以外には、金も時間も使いたくない私のようなケチが、何故ひとり旅? 生まれてこの方、そんな突拍子もない事をするのは初めてです。 実はマイレージのマイルが貯まって、飛行機で日本中どこでも行ける特典が今年いっ ぱいだったので、もったいないから使いました。もったいないという発想は、やっぱ りケチだったということですな。

  仕事では旅慣れております。今月も札幌と博多に行ったし。夏には夫婦で南の島に行 くのも恒例なんですが、ひとりってのは初めてで、まことに変な気分ですな。旅って そもそも何なんだろう。わかんないけど、この変な気分を味わうってのが旅なんだろ か。

  羽田に行ってコンビニサンド買って、飛行機に乗って小松空港に着いて、そんなこん なは普段やっていることなので、変な気分にもならないです。が、バスで金沢に着い て、興味も無いけど武家屋敷跡とか、観光客がウロウロしてるあたりを歩いてみると、 ガゼン変な気分になってくるものですな。馬鹿馬鹿しいことに気分が乗る感じ?自分 がよそ者である気分?ソガイカン?不在感?無駄、つまりゼータクってこと?

  ま、でも、あんまり寂しいのも如何なものかと思うので、今回、輪島の石畑夫妻を訪 ねるという旅でもあったのです。彼は私より年長のオジサンで、漆器を製作する人で、 5年前に輪島で「あがた森魚と鈴木慶一のコンサート」を主催したスタッフの一員な のでした。その時に私ひとり泊めてくれて、歓待していただいたのです。今回も金沢 まで迎えに来てくれて、夜は御自宅で、寒ブリなどなど歓待していただきました。酔っ ぱらってしまった。何だか喋りまくってしまった。よく覚えてないけど。

  翌朝、つまり今朝ですけど、輪島の朝市に連れてってもらい、ひものなどを買って、 輪島駅に送ってもらうのですが、驚いたことに線路が無い。鉄道が廃止されて、交通 手段はバスだけになっていた。 1時間ちょいで和倉温泉に到着して、宿さがし。大胆にも宿を予約して来なかった。 温泉街というよりは、巨大旅館やホテルが海辺に立ち並ぶ町でした。歩いている人は ほとんどいない。みやげもの屋も無い。冬はここへ来る人はほとんどいない。

  泊まる場所にもこだわりは無いのだが、ホテルじゃ意味ないし、汚いのは嫌だ。
歩き回って目星を付けて「はまなす」という小さな旅亭に入る。
「ここは、おいくらですか?」
「1万5千円です」「うーん、どうしようかなあ」「御予算は」「1万円なんですけど」「じゃそれで結構ですよ」
値切っちゃったよ。図々しい。
近くに総湯という大浴場があって、地酒と湯豆腐が付くというので行ってきました。
くじ引きで、ガラガラ回したら赤い玉が出て、当たりましたということで、魚の干物をドッサリもらいました。イエイ。明日から毎日焼いて食べますとも。

  旅で悲しいのは雨ですけど、やっぱり雨ふりました。しかも、雷雨。今のところ雨の時間をうまく避けて歩いているけど、明日は90%雨なんだよなあ。明日は明日の雨が降る。

  今、何時だろうと携帯を開けて見ると、AM1:45。待ち受け画面が三太さんになっていた。メリークリスマス。

2002.12.25

近況non-no

 そのいち。元ちとせちゃんの「マイハッピーアイテム」が「ソガイカン」?今出ているnon-noの107ページ参照。嬉しいなあ。いい奴だよなあ。義理で買ってくれる人も嬉しいけど、他人に薦めてくれる人のほうが嬉しいに決まってます。一般ピープルから見たら、私のような者でも華やかな職業に見えるかもしれないけど、自分の作品を誉められることなんて殆どないですよ。10年前に永瀬くんがシティロードで愛聴盤にドンキホを選んでくれた時以来の嬉しさ。あと、ミュージックマガジンの今月号の191ページにも書評が載りました。

  そのに。その「ソガイカン」を持って、12/30コミケに行って来ました。もちろん初めて行ったのです。話では会場もトイレも駐車場もすべて1時間以上行列と聞いてビビッてました。しかしスタッフはしっかりしていて、客もおとなしくて好印象でしたよ。会場内では何の混乱もありません。コスプレで、ミニスカートの男子が結構多くてビックリ。ほのぼのしました。

  私も数冊購入してみたのだが、絵はうまいのも有るけど、それはモトネタに忠実だからなのね。内容はひどいですね。内輪受け、楽屋落ち。ぼくはオリジナリティ至上主義をくだらないと思うけど、でもすべて程度問題ですよ。あまりにも無さ過ぎる。自分の漫画を書いている人もいるけど、これがまた自作品をネタにしたもの、自家中毒。…ま、いーか。

  ところで、音楽関係もマンガに限らず各種あったけど、メトロはどうなのよ。誰か作らないのかなあ。44頁3百部5万円で出来ますよ。2百部なら4万円。メトロの資料もお貸ししますよ。写真使うときはメンバーの許可とってね。おせっかいついでに苦言モードに入る。(1)仲間を様で呼び合うのは恥ずかしいと思います(笑)。(2)スクリーントーンが何番でも、何年前のでも全く興味も無く面白くも無いです(爆)。(3)常用漢字以外の字や読み方を矢鱈(やたら)に使うのは下品ですぞ。過ぎたるは及ばざるがごとし、ですぞ(切実)。

  そのさん。風邪(かぜ)ひいてます。冬に風邪なんて何年振りでせう。夏は、私のように楽器運んで汗まみれになる者にとって、冷房は拷問です。外気温から5度を越えて冷房してはダメということを法制化すべきだと思うよ。昔は、電車もクルマも家庭もクーラーなんて無かったんだよ。本当よ。夏にカーディガンや膝掛けが必需品だなんて、馬鹿にも程が有るよ。みな苦しんでるのに何故冷やす。4年前の夏は、うっかり長袖シャツ忘れて、冷える汗で苦しんだ。日本少年2000系の日誌8/6にある通りです。風邪ってのはそれ以来無かったです。普段から不安な時は葛根湯とビタミンをガシガシ取ってるからね。今回嫁に移されました。移されるようなことは何もして無いのに。苦しいです。苦しいにも程が有ります。大晦日から今日で5日め。何も出来ない。身体全部痛い。冷たい。震えがくる。あのさあ、医療の発展で世界一の長寿国になるのも結構だけどさあ、その前に風邪をなんとかしてくれよ。21世紀は、まず風邪と神経衰弱をなんとかしましょうよ。お願いしますよ。

  今年よもろしく。

2003.1.5

2002.CD感想文

 今年も高齢の「昨年度、買ったCDの中から」の季節がやってまいりました。毎年の選考基準は、買い直した物はダメ。但し、ボーナストラックなどで初耳の物はOK。借りて聴いたことがあるけど、買うのは初めての物はOK。

 2002年度も新譜が苦痛で。殆ど選べてません。苦痛といえば、CDのクレジット、もう虫眼鏡を片手に読むしかないですよ。ライナーノーツももっと簡潔にしてくれよ。全く腹の立つ。

 1. TRIO ESPERANCA [居酒屋の会話] 
 『アカペラ・ド・ブラジル』
1993 

パリで活動するブラジルの女性アカペラグループ。以前(95年度)に一度選んだことがありました。実はこれが93年のデビュー盤。デビュー盤にして、スゴイゲスト。ブラジルの人気作曲家、歌手たちとのコラボレイト。1曲目はメトロもカヴァーした『ブラジル』という曲でした。本当は『ブラジルの水彩画』というタイトルみたいですね。

 2. JOHN LEE HOOKER [NEED SOMEBODY]
 『ザ・グレイト・ジョンリー・フッカー』
1953

2曲目にスゲーヘビーなのを持ってきてみました。これがスローブルースだぜ。これがジョンリーだぜ。これを美しいと言えるかどうかで、私とお友達になれるかどうかが試される。ジョンリーも沢山聴いてきたつもりだったけど、本命中の本命盤を実は今回初めて買った。スゲーよ。スゲすぎるよ。93年の日本編集。

 3. SONNYBOY WILLIAMSON [BYE BYE BIRD]
 『ダウン・アンド・アウト・ブルース』
1959

30年前('72)にベストオブ・サニーボーイ・ウィリアムソンを買ってから、ブルースの底なし沼にズブズブと沈んでいく私でした。これですよ。そのLPと曲が殆どダブリますんで今まで買わなかったのですけど、ボーナストラック7曲追加ということで買った。1曲目からのけぞる。のけぞりつつ、わははっと笑っている私。この端正でヒップな罰金具ミュージシャンも最高。

 4. JONIOR WELLS [LOVEY DOVEY LOVEY ONE]
 『ブルース&ソウル・レコーズ』

今気付いたけど、ジュニアウェルズ3年連続登場だ。偶然なんすけどね。これは雑誌「ブルース&ソウル・レコーズ」最新号(49号)の付録CDから。特集タイトルが「Dancin' The Blues Away!」嬉しいねえ。私ブルースの中でも楽しいもの好きです。半分は戦前フォークブルースですが、これも良い。悪い訳がない。これで1600円は安いよなあ。

 5. SKETCH SHOW [WONDERFUL TO ME]
 『AUDIO SPONGE』
2002

はい。これもアリだと思う。てゆーか、これで良いと思う。てゆーか、3曲目まではすごく好き。テクノって好きじゃないけど、YMOとクラフトワークは大好き。この曲、坂本参加だ。YMOじゃん。

 6. THE FLAMING LIPS [ONE MORE ROBOT]
 『ヨシミ・バトルズ・ピンクロボッツ』
2002

よく知らないけど評判良さげなので買ってみた。Eじゃん。切ない。ですね。ジャケが素敵。ヨシミさんがピンクロボットに対峙している絵。ボーナストラックでは日本語で歌っている。でも、これも3曲目までが好き。全曲同じテンポで飽きる。そういえば単行本の「無人島レコード」で、ロドニーAグリーンブラットという人(パフィーの可愛い絵を描いている)人が、フレイミング・リップスを選んでいた。

 7. BUFFALO SPRINGFIELD [DOWN DOWN DOWN]
 『ボックス・セット』
1966

どうしても欲しくって、どうしても欲しくって、誕生日に買ってもらった。高いんだもん。ボーナストラック付きも極まれりの4枚組88曲!リトルフィートの4枚組も嬉しいっちゃあ嬉しいけど、ツーマッチ。マニアさんは過剰な物を欲しがるけど、私マニアじゃないもん。どちらも「デモトラックス」としてCD1枚にまとめてほしかった。でも若かりし皆さんの可愛い写真がいっぱい見れたし、胸キュンになったので良しとする。

 8.『ベルギー領コンゴ時代の北部の森とその周辺の音楽』1952 
拙著「ソガイカン」の104ページに「~デニス=ルーズヴェルト探検隊が録音し、かつてSPレコードで発売されて…」とあるシリーズでの第2集が、このヒュートレイシー(イギリス系白人)が録音した物でした。LPと内容は違うです。
裸の狩猟民族であるとか、読み書きができない、などは文化が無いということではないんだよね。このような高度な音楽もあるのだし。イギリス系白人にはこのような高度な音楽は無いのだし。しかしまた、当時の音楽を今こうして聴くことが出来るのは、録音機があったればこそなので、文明も役には立ってるということだな。

 9. PRINCE [RAINBOW CHILDREN]
 『レインボー・チルドレン』
2002

復活。プリンス…。思えば80年代は、マイケルとプリンスが双璧(?)だったよね。今じゃマイケルはプリンスとは真逆な意味で吉外の方向に行ったよなあ。で、プリンスはエホバの証人に入信…。私は英語の歌詞が分からなくて良かったよ。ジャケがカッコイイ。中身もやっぱりカッコイイと思う。ギタリストとしても最高だと思う。ジミヘンが憑依していると思う。

 10. DJANGO REINHARDT [PLACE DE BROUKERE]
 『ベスト・オブ・ジャンゴ・オン・ヴォーグ』
1947

ジャズは間違い無くアメリカ黒人の作った物だけど、ヨーロッパのジプシーギタリストである彼の大きさも相当なものなのだろうね。ジャズのことはよく知らないけど、ジャンゴと、ステファン・グラッペリ(Violin)の作るこの音楽には溜め息100回ですぞ。それにしても、左手の小指と薬指が無いって、つまり残りの2本指でこの超絶演奏をしてるってこと?絶対に信じられない。信じられなさすぎる。

 11. ART TATUM [I GOT RHYTHM] 1944

 12. ROSE MURPHY [ME&MY SHADOW] 1950
 『ブラック・ミュージックの伝統、ジャズ、ジャイブ&ジャンプ篇』
昔('75)LPでよく聴いた。中古CDで見つけて買ってみたら、ありゃ、A面からは1曲も入ってないし、かなり違うじゃないの。当時「RCA古典」と双璧をなす名盤で、こちらはブルース以外のエンターテナー物。で、ジャズピアノ元祖、アートテイタム。スゲー…。絶句。私は百年練習しても真似すら出来ません。
そうかと思えば、ローズ・マーフィー。笑うぞ!彼女のピアノなら1年練習すれば弾けそうだけど、この可愛らしい唄は40年若返っても真似すら出来ません。カワイイ��

 13. PIZZICATO FIVE [12月24日]
 『さ・え・ら ジャポン』
2001

続けて笑ってもらえます。フカワリョウだけじゃなくて、全編笑えるけど、顔が引きつる。これ間違って久米島のプールサイドでラジカセ用に持ってったんだけど、違和感がすごい。馴染まなさがスゴイ困った。小西氏てのはスゴイ人なのだろうけど、私とは何から何まで全部正反対の人ですな。しかしスゲーよ。負けたよ。これがラストアルバムねえ…。

 14. 戸川純 [JOE LE TAXI]
 『20th JUN TOGAWA』
2000

戸川さんも、野宮さんとは何から何まで正反対の人なのだと思う。全曲カヴァーにして、戸川純が際立っている。コメントの深入りは避けたいですが、貴方は、やっぱり、すごい人だ。貴方の歩いた後に道が出来る。私ホッピーさんにも負けてます。勿論負けてますとも。

 15. SMOKEY ROBINSON&MIRACLES [THE TEARS OF CROWN]
 『モータウン・ヒストリーVol.1』
1970

夏かし~!ジャクソン5までは殆ど知ってる。だって私がラジオを聴き始めた中2、中3の頃は、ここらへんのが本当にヒットしてたのよ。それにしても、この曲の良さ、アレンジの良さはどうよ。まさにミラクル。涙の道化師。私が唄が上手かったら、こんな曲カヴァーしたいなあ。

 16. SPINNERS [IT'S A SHAME] 1970
 『同上』

唄が上手つっても程が有る。この声はどうよ。泣いちゃう。泣けてくるね。鳥肌みのるよね。G.C.キャメロン。知らなかった。曲はスピーディーワンダーか。成る程。

 17. ROLLING STONES [DON'T STOP] 2002
 『フォーティー・リックス』
最後はストーンズの2枚組ベストに入ってた新曲。冗談みたいに変わらぬ芸風。セルフパロディー。おっさん、てゆーか本物のじじい。呆れるほどタフだね。
リミックスで音が変わるのは当たり前だけど、リマスターって、はっきり言って私は分からん。のだったけど、ストーンズのは驚れーた。今までのはスピーカーに毛布を被せたような音だったんだね。ものすご元気な音になっとるやないの。「ストリートファイティング」なんて、出だしの音程が違ってるじゃないの。笑うなあ~。もともと非道すぎるワウフラッターと思っていたが、なんとカセットレコーダーで録ったんだね。恐るべしストーンズ。て、美食家みたいなこと言ってる自分が嫌になります。

 番外
 元ちとせちゃんを入れたかったけど、なんだか客観的に聴けなくてパス。
 あと、DVDを導入しましたので、いくつか買いました。ここに入れたかったのは「カントリー・ブルースギターの伝説.Vol.1」こっれは、お宝映像ですな。金縛り状態。サンハウス!アニメーションみたいな動きですね。ビッグビルなど、写真さえろくに残って無い人が動いてる~。感動。あと『ラストワルツ』でステイプルシンガーズと一緒に「ザ・ウェイト」をやってるところなど、万感胸に込み上げるものがある。おじさんは涙。余計なことだけど、ガース・ハドソンのソロも買ったけど、私には楽しめませんでした。

2002.2

待合せ片付け麺

 まいったな~、またやっちゃったよ。今、羽田です。時計を見たら14:35。待ち合わせは16時なんだよね。家を出る時に、勘違いしてた。しかもフライトは16:50なんだよね。暇だ~。家なら、やるべきこと有るけど、ここではどうしようも無いから雑文でも書こう。付き合ってください。
 待合せ、2割は遅刻して、1割は勘違いして早く着きます。私は分刻みのスケジュールで動くことが出来ません。てゆか、ぶっちゃけ皆さん何の為に分刻みのスケジュールを組んでいるの?1分でも遅れたら社会人失格という根拠は何?
 ぶっちゃけ私は待たされても怒りません。でも路上とか駅で30分以上になると「ナメくさってんじゃねえよ、このボケ!やめさしてもらうぜ」と内心思いますが、口には出しません。勿論、状況や場所にもよりますけどね。路上はイヤよ。

 さて、家ではやるべきことも有るけど、そんな時に限って部屋を片付けたくなるのですよね。昨年11月に御母堂が亡くなって、実家の片付けゴミ捨てを20回ぐらいやりました。まだ終わりません。賞味期限が10年前に終わってるものだけでも、ものすごい量でした。で、実家を片付けながら、自分の部屋も片付けたい欲望を押さえ切れずに、ついに始めてしまいました。本、雑誌は20冊ぐらい古本屋へ。720円。CDも16枚中古盤屋へ。8700円。カセットは30本捨てました。内容をチェックしながらだから大変なんだよね。VHSも10本ぐらいかな。あと古いオープンリールに記録された仕事とかも20本捨てた。着ないTシャツとか衣装もずいぶん捨てたなあ。粗大ゴミでは、VHSデッキと、カセットデッキをこれから捨てます。あと、サンプラーのS-1000のデータを3日がかりで整理してZipに並べ替えました。S-1000も売りに出します。売れるかな。3000円ぐらいにはなるかな。30万で買ったんだけどね。
 スッキリしました。床の上に積まれたものは無くなりました。収納が無いから大変なんだよね。あ~でも、こんなことしてる場合じゃないんだよ。もっと生産的なことをしろよっ!

 ほとんど独り言のようになってますが、面白くないですか。どうもスミマセン。よし。面白いことを書きましょう。
 ラーメン。どうだ。脳下垂体から内分泌されますか。日本国民の最大の関心事は、ダイエットとラーメンだからね。テレビでも雑誌でも、この特集をすれば必ず売れる。日本国民ならラーメンとダイエットに関心が無い訳が無い。かく言う私も、御多分にもれずですよ。なにしろ、ライオン・メリーの構成要素の7分の4はラーメンで出来ている。残りの3は、イオリです。ラーメン・オリイとも言えるわけです。
 実際よく喰うよ。週に4回ぐらいか。インスタントも食べます。袋ものを工夫して食べます。片栗粉であんかけ、卵とじゴマ油とか。ベチャドロ感が素敵です。簡単なひと工夫では、醤油系にワサビ。マヨネーズも試したけど。あと味噌系にカフェオレ。

 まいったな~またやっちゃったよ。今、機内に入ったんすけどね。ぶっちゃけとか書いてたら、カバンを閉めずに持ち上げて、荷物の中身を機内にぶっちゃけてしまいました。赤面。下着とか化粧品を機内にぶっちゃけてしまいました。
 気を取り直して、ラーメンですけど。君はどこの店が好き?私はサッポロラーメンは、ぶっちゃけウマイと思ったことが無い。こだわりは無いんですよ。そして男が味覚について語るなんてのは不様なことであると自覚もしてるんですけど、ま、たまにはいっか。
 好き嫌いは百人百様ですけど、私は永福町の大勝軒が好きですなあ。ニボシ系。油多いがしつこく無い。麺やわらかで具はシンプル。量はそこらの店の2倍ちかくあるような気がする。食べ終わるまで不思議と熱いです。900円かな。
 てゆーか、やっぱこんな誰でも書けることは気恥ずかしいね。私らしくないね。もっとエスプリっつうか、意味わかんないで使ってますけど。

 よろしい。悪口を書きましょう。表参道のキデイランドの横路地入ったところ、幻のラーメンという看板につられて入りました。話の種に、君も行ったらどうっすか。最悪。
 田舎の下品なスナック風の内装は、これもキッチュと言うのかなと我慢したですが、ゲロ臭いんだよな。客はひとりもおらず。
 ラーメンを注文したら、まず小皿に缶詰めミカンが2片出された。フザケテいるのですか。コレハ何ですか。食べません。
 早くラーメン持ってこいよ。吐瀉物臭くて気分が悪くなってきたよ。出てきたラーメンは普通かな、と思ったのですが、具のプヨプヨした黒い物体、木耳だと思うが何だろう。食べ進むうちに本当に吐きそうになってきた。ある意味ではスゴイ物食べた。
 もういいやと金を払うために、立って店のババアの顔を見て、みたび吐きそうになった。化け物。どさ回りの劇団の楽屋にいるような顔白塗り。70ババアが口紅はみ出し塗りまくり。
 450円のラーメン代払うのに千円札出しました。そのクソババアは「はい450円ね、ひいふうみ、450円」とお釣を450円くれました。ときそばかよ。血が逆流するのを感じながら、手の平の小銭をもう一度広げて見せた。「えっ…ああ、消費税消費税」私の中に殺意が沸き上がるのを覚えながら、もう一度広げて見せた。クソババアは悪びれもせず、百円出してよこしました。ゴートゥヘル。地獄へ落ちろ。

2003.3.15

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